【用途】
フラジオマイシンは抗菌薬であり、ゲンタマイシン硫酸塩、カナマイシン硫酸塩と同じ分類となる。
【感作されやすい職業】
医療従事者
【問題点】
アミノグリコシド系の抗菌薬は基本構造が類似しており、交差反応を起こしやすく、フラジオマイシンに感作されるとゲンタマイシンにも過敏症を起こしやすい。
フラジオマイシンのパッチテスト至適濃度は20%であるが、外用剤に含まれる濃度は0.35-0.7%と低いため、as is では反応が出ないことがある。
市販の軟膏剤や、液剤、貼付剤、噴霧剤にも含まれるため、注意が必要である。
【対策】
□ パッチテスト
原因となっているかについて検索する。
□ 除去
発症している場合には、同成分を使っていない抗菌薬へ切り替えるか、手袋をするなどをして、直接肌につくことを避ける。
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